2020年10月16日、九州に新しい列車「36ぷらす3」が誕生しました。
「36ぷらす3」という不思議な名前、どんな意味が込められていると思いますか?
ひとことで言うと「感謝」です!
世界で36番目に大きな島「九州」に3をプラスすることで「39(サンキュー)」という感謝の言葉になります。
そして5つの運行ルートに35のエピソードがギュッとつめ込まれ、“36番目のエピソードは利用したあなたに語っていただきたい”という想いからこの名がつけられたそうです。
そんな「36ぷらす3」に乗ってきたので、今回は列車の魅力や料金などをまとめてご紹介させていただきます!
36ぷらす3は曜日ごとに運行ルートが違う
36ぷらす3は、週5日毎日違うルートを走ります。
料金は日によってバラバラなので、後ほどまとめてご紹介しますね。
初日の木曜日に、博多から熊本・鹿児島中央へ向かいます。
その後鹿児島中央から、宮崎や大分を経由して博多へ。月曜日には博多と長崎を1往復して、九州を一周するようなルートになっているんです。
全ルート合わせると、なんと1198キロもあります!
各曜日の運行ルートと時刻表はこのようになっています!
9:52(休日は9:58)発 博多→11:10着 玉名(20分停車※1)→12:00発 熊本→14:25着 牛ノ浜(20分停車※2)→16:26着 鹿児島中央
※1 熊本県北地域の特産品の販売
※2 鹿児島・阿久根市「名物たい焼き」や特産品の販売
ランチプランの提供時間(個室・座席) 12:00頃~
12:17発 鹿児島中央→13:20発 大隅大川原(50分停車※3)→15:05頃 青井岳(10分停車※4)→15:46着 宮崎
※3 鹿児島・曽於の方々による特産品の販売
※4 特別停車
ランチプランの提供時間(個室・座席) 12:30頃~
11:36発 宮崎空港→11:51発 宮崎→13:20頃 延岡(10分停車)→14:15着 宗太郎(10分停車※6)→14:35頃 重岡(25分停車※7)→16:49着 大分→17:05着 別府
※5 宮崎・延岡の方々による特産品の販売
※6 秘境駅に特別停車
※7 宮崎・佐伯の方々による特産品の販売
ランチプランの提供は(個室・座席) 12:00頃~
10:48発 大分→11:08発 別府→11:25頃 杵築(15分停車※8)→12:10頃 中津(10分停車※9)→14:10着 門司港(約40分停車※10)→15:01着 小倉→16:32着 博多
※8 大分・杵築や国東半島の特産品の販売
※9 中津・耶馬溪にちなんだ特産品の販売
※10 門司港駅周辺を散策できる
ランチプランの提供は(個室) 12:30頃~(座席) 12:00頃~
・月曜日ルート【金の路】
〜往路〜
10:51(休日は11:06)発 博多→12:20発 佐賀→13:05着 肥前浜(約55分停車※11)→15:38着 長崎
ランチプランの提供は11:30ごろ
〜復路〜
17:30発 長崎→20:05発 佐賀→21:05着 博多
ディナープランの提供は18:00ごろ
※11 日本酒の飲み比べや特産品の販売
全日程を予約して、5日かけて九州一周するのもアリですし、1日だけ予約して残りは自由な九州旅行をするというのもアリですね!
鹿児島では「指宿のたまて箱」というこれまたオシャレな特急列車も走っているので、乗ってみてはいかがでしょう?
36ぷらす3では2つの旅行プランが予約できる
木曜日ルート グリーン席のランチ
36ぷらす3の旅行プランは、九州の食材を使った食事が楽しめる「ランチプラン」「ディナープラン」と、座席の予約のみできる「グリーン席プラン」の2種類があります。
「ランチプラン・ディナープラン」の料金は、13500円〜30000円(大人1名分)です。
「グリーン席プラン」の料金は乗る駅や降りる駅で大きく変わりまして、一番高いのは木曜日ルート(博多→鹿児島中央)の16860 円(大人1名分)です。
それぞれくわしく解説していきますね。
ランチプラン・ディナープランの料金
イチから作りました
ランチプラン・ディナープランの料金は、上のイラストの通りです。
プランの料金は「運行ルート」と「グリーン個室かグリーン席の利用か」で変わってきます。
家族や友人・カップルで乗るなら、やっぱ個室がいいですよね!
2号車 6名個室
36ぷらす3の1号車〜3号車はグリーン個室になっていて、予約できる人数が個室ごとに違うんです。
予約できる人数は以下の通り。
2号車6名個室 4〜6人
3号車2名個室 2人
※ちなみ3号車の2名個室は、10000〜19000円を払うことで1人でも利用することができます。
ランチやディナーではどんな料理がでるのか?
気になる方は、JR九州のサイトをご覧ください!
グリーン席プランの料金
36ぷらす3には、食事ナシでも乗ることができる「グリーン席プラン」があります。
料金は上のイラストの通りです。
このグリーン席プランは、「運賃+特急料金+36ぷらす3グリーン料金※」を合わせた金額になります。
※36ぷらす3に設けられた特別料金です!
プランは乗る日の1か月前、午前10時から予約することができます。
食事は残念ながら出ませんが、3号車にあるビュッフェでカレーやドリンクなどを購入できますし、駅でお弁当を買って持ち込むこともできますよ!
畳の香りがいい 6号車グリーン席
「グリーン席プラン」は名前の通り、4〜6号車にあるグリーン席のみの予約です。
先ほどのグリーン個室は「ランチプラン」「ディナープラン」でしか予約ができないので、覚えておいてください!
「ランチプラン・ディナープラン」「グリーン席プラン」の予約は以下のリンクへどうぞ!
36ぷらす3は気品のある黒い電車
36ぷらす3で使用されているのは787系という電車です。
1992年にデビューした古い車両ですが、36ぷらす3をきっかけにリニューアルされました!
見た目からもわかるように、電車は黒に塗られています。
黒といっても宝石のようなツヤがある漆黒で、エレガントさが感じられます!
車両編成はこんな感じ↓
2号車 グリーン個室(定員6人)3部屋・車いす対応席(2席)
3号車 グリーン個室(定員2人)6部屋・ビュッフェ
4号車 マルチカー
5号車 グリーン席(30席)
6号車 グリーン席(27席)
3号車 ビュッフェ
36ぷらす3は6両編成の電車で、3号車にはビュッフェがあります。
電車でのご飯は旅の醍醐味のひとつですよね!
ビュッフェでは36ぷらす3オリジナルのグッズやコーヒー、九州の地酒、カレーやおつまみなどが販売されているので、行くしかないですね!
4号車 マルチカー
4号車にはマルチカーがあり、ここで自由にくつろぐことができます。
窓の障子をあけて、ながれる景色を楽しむのもいいですね!
ビュッフェで買ったお酒やご飯をここで食べることもできます。
36ぷらす3に実際に乗ってきた
36ぷらす3について料金や魅力・予約方法をまとめてきましたが、実際に乗らないと分からないことってあるじゃないですか?
ということで、36ぷらす3の最長ルートである「木曜日ルート 赤の路」に乗ってきました。
・赤の路ってどんなルートなのか
・36ぷらす3ではどんな体験ができるのか
・全旅程が気になる
こんな疑問をお持ちの方は、ぜひのぞいてみてください!
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