2023年にデビューした東武鉄道の新型特急、スペーシアXは、デビュー当初から話題になっていて外観も車内もとても洗練された列車です。
2026年現在も普通に満席で乗れない列車が出るくらい人気の列車です。
ただ実際に予約しようとすると、「座席の種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からない」
そう感じた方も多いのではないでしょうか。
コックピットラウンジ、スタンダードシートなど、
一つの車両に6種類ものシートが用意されています。
それぞれ雰囲気も価格もまったく違っていて、正直、写真や公式サイトを見ただけでは判断が難しいです。
値段が高い座席ほど満足度も高いのか。
それとも価格と快適さのバランスが取れた、
いわゆる「一番コスパのいい座席」があるのか。
今回は実際にスペーシアXに乗った経験をもとに、オススメの座席を正直な目線でお話しします。
これからスペーシアXに初めて乗る方はもちろん、
次はどの座席にしようか迷っている方も、座席選びで後悔しないためにぜひ最後までご覧ください!
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スペーシアXとは?
スペーシアXは、2023年にデビューした東武鉄道の新型特急です。
浅草と日光・鬼怒川温泉を結び、観光利用を強く意識して設計された列車です。
これまでの特急「スペーシア」と比べても、車内のデザインや設備は大きく進化していて、移動そのものを楽しむことをコンセプトにしています。
車内は座席ごとにコンセプトが設定されていて、単に「座って移動する」だけではなく、どの空間で過ごすかを選べるのがスペーシアXの大きな特徴です。
そのため、同じ列車に乗っても、選ぶ座席によって満足度が大きく変わるのが、このスペーシアXならではのポイントと言えます。
そんなスペーシアX、とにかくシートの種類が多いです。
コックピットスイート、コックピットラウンジ、コンパートメント、ボックスシート、プレミアムシート、スタンダードシート、全部で6種類もあります。いや、多すぎですよね。
一つずつご紹介していきたいと思います。
一人旅なのか、家族やグループなのか、乗るのが目的なのか、移動手段として使うのか。
ぜひ自分の利用シーンを想像しながら聞いてもらえると嬉しいです。
コックピットスイート
まず紹介するのは、スペーシアXの中でも最も象徴的な座席、コックピットスイートです。
このコックピットスイートは、1編成につき1部屋しか用意されていない、非常に貴重なシートです。
そのため予約の難易度もめちゃくちゃ高く、スペーシアXの座席の中でも、特に特別感のある存在と言えます。
車両の先頭部分に設けられており、大きな前面展望を楽しめるのが最大の特徴です。
浅草行きの列車に乗れば、走行中は線路が正面に伸びていく様子を眺めることができ、他の座席では味わえない体験ができます。
最大の特徴は、前面展望を独占できる完全個室であることです。
大きな窓から広がる景色を、周囲を気にせず楽しむことができます。最大7人まで乗れます。
特別感という点では、間違いなくスペーシアXの中で一番ですが、初めてスペーシアXに乗る方には正直あまりオススメしない座席でもあります。
その理由の一つが、料金です。
コックピットラウンジは価格が高く、スペーシアX全体の雰囲気をまだ知らない段階で選ぶと、
「思っていたより割高だった」と感じる可能性があります。
何回か乗った上で、じゃあそろそろ乗りに行こうかなくらいのトーンで行った方がいいと思います。もちろんこれが目当てなら全力で取りに行っていいと思います。
もう一つの理由は、スペーシアXの“普通の座席”との違いが大きすぎることです。
コックピットラウンジはあまりにも特殊な空間なので、最初にここに乗ってしまうと、他の座席との比較がしづらくなります。
スペーシアXがどんな列車なのか、どんな乗り心地なのかを知る前に乗るには少しクセが強い座席だと感じました。
またラウンジ形式のため、静かに過ごしたい方や、
落ち着いて景色を楽しみたい方には、向かない場面もあります。
コックピットラウンジは、スペーシアXに何度か乗ったことがある方や、「今回は体験を重視したい」という方にこそ、オススメしたい座席です。
初回は別の座席で全体の雰囲気を楽しみ、2回目以降に、この特別な空間を狙ってみる。
そんな乗り方が、一番満足度が高いように感じました。僕は3回ほどスペーシアXに乗ったタイミングで友人に誘ってもらい、コックピットスイートに乗ることができました。
ちなみにたった2人で乗ったので、挨拶に来た運転手さんには2人ですか?って驚かれたし、途中の駅でホームにいた女子高生たちに笑われましたからね。
あれは100パー2人しか乗ってないマジウケるって言ってましたね。

コックピットラウンジ
続いては僕が最もオススメしたい座席、コックピットラウンジです。
コックピットラウンジも1編成に1部屋しか設けられていない貴重なシートです。
こっちは日光・鬼怒川方面の先頭部分に位置していて、大きな前面展望を楽しめるのが最大の特徴です。
走行中は線路が正面に伸びていく様子を眺めることができ、まるで特別な展望室にいるかのような感覚を味わえます。
あ、旅してるってのがムンムンに感じます。
座席はラウンジ形式になっていて、1人で利用しやすい席、2人で並んで座れる席、
4人で向かい合って座れる席など、
さまざまなタイプが用意されています。
一人旅からカップル、家族やグループまで、
幅広い利用シーンに対応できるのも大きな魅力です。
またコックピットラウンジのすぐ後ろには、カフェバーのゴエンカフェが設置されています。
コックピットラウンジとコックピットスイート、そしてこの後ご紹介するコンパートメントを利用している人が優先的に利用できます。
飲み物や軽食を購入して、前面展望を眺めながら過ごす時間は、まさに非日常そのものです。
日光ビールが絶品でした。
一般的な特急列車の座席とはまったく違い、「空間を楽しむ」ことに特化した座席です。
列車に乗っていることを忘れてしまうほど、特別な時間を過ごすことができます。
スペーシアXの中でも、このコックピットラウンジは、最も非日常を味わえる空間だと感じました。
移動時間そのものを思い出にしたい方には、間違いなく一番オススメできる座席です。
さっきのコックピットスイートにも一緒に乗った友人とこれにも乗ったんですが、とにかく旅行の話や鉄道の話で盛り上がって気づいたらで鬼怒川温泉まで行ってしまいました。
鉄道があまり興味なくても、空間が旅を盛り上げてくれること間違いなしです。
初めてスペーシアXに乗る方はもちろん、「せっかくなら一番特別な体験をしたい」という方には、ぜひ選んでほしい座席です。

プレミアムシート
続いて紹介するのが、プレミアムシートです。
プレミアムシートは、スペーシアXの中で、快適さと価格のバランスが最も取れている座席だと感じました。
オレンジがベースになった座席はゆったりとした作りで、足元のスペースにも余裕があります。ひのとりのプレミアムシートみたいなゆったり感がありますね。
長時間座っていても疲れにくく、移動時間を落ち着いて過ごすことができます。
例えていうなら、普段の散歩に特別感は欲しいけれど、そこまで派手じゃなくていいかなという方にちょうどいい印象です。
料金はスタンダードシートより高くなりますが、その分、快適性や満足度はしっかり感じられます。
初めてスペーシアXに乗る方にもオススメしやすい座席です。

スタンダードシート
次に紹介するのが、スペーシアXのスタンダードシートです。
スタンダードシートは、スペーシアXの中で最も基本となる座席で多くの方が利用することになるシートです。
「スタンダード」とは言っても、普通の特急列車よりワンランク上の印象を受けます。
座り心地も良く、足元のスペースも必要十分に確保されています。
浅草から日光・鬼怒川方面までの移動であれば、
快適に過ごせる座席だと感じました。
また価格が比較的抑えられているため、コストパフォーマンスの高さが魅力です。
「まずはスペーシアXに乗ってみたい」
「特別料金はできるだけ抑えたい」
という方には、非常に選びやすい座席です。
ただコックピットラウンジやプレミアムシートと比べると、特別感という点では控えめです。
せっかくスペーシアX乗るなら非日常感を味わいたい!という方には、少し物足りなく感じるかもしれません。
スタンダードシートは、移動の快適さと価格のバランスを重視する人向けですね。
派手さはありませんが、スペーシアXの上質な雰囲気をしっかり味わえる堅い選択肢です。

コンパートメント&ボックスシート
最後にコンパートメントとボックスシートについて、まとめて紹介します。
この2つの座席はいずれも複数人での利用を想定して設計されており、一人で静かに過ごすというより、「誰かと一緒に移動時間を楽しむ」ことに向いています。
まずコンパートメントは個室になっていて、周囲の視線を遮ることができます。
家族や友人同士で利用した場合でも、落ち着いて会話を楽しめるのが特徴です。
車内でのプライベート感を重視したい方や、
周りを気にせず過ごしたい方には、使い勝手の良い座席だと感じました。
そしてボックスシートは、向かい合って座る形の半個室の座席で、テーブルを囲むような配置になっています。
こちらも食事や会話がしやすく、グループでの利用に向いています。
観光での移動や家族旅行、友人同士の移動では、
移動時間そのものが楽しい時間になりやすい座席です。
コンパートメントとボックスシートは誰と一緒に乗るのか、どんな目的で使うのかによって、満足度が大きく変わる座席です。
余談ですが、僕はコンパートメント乗った時は友人たちとウノやりました。
ドロー2✖︎4枚とドロー4の合計12枚を引かされた嫌な思い出があります。
家族やグループで、スペーシアXの移動時間を
ひとつの思い出として楽しみたい方には、非常に魅力的な選択肢だと思います。
最後に料金についてご紹介します。
スペーシアXに乗る時、まず基本になるのは乗車券と特急券です。
スタンダードシートとプレミアムシートは、普通の特急に乗るのと同じようにそのシートの特急券を買う必要があります。
それ以外の特別座席(コックピットラウンジ、ボックスシート、コンパートメント、コックピットスイート)は乗車券とスタンダードシート特急券に加えて特別座席料金が必要になります。
コックピットスイート 18,000円
コックピットラウンジ 1人用 500円・2人用 1,000円・4人用 2,000円
コンパートメント 8,000円
ボックスシート 400円
この特別座席料金は、同行者が多いほど割り勘できるのもおぼえておいてください。
例えばコンパートメントは定員4人なので、1人2,000円で負担するイメージです。
あと乗るなら金券ショップで株主優待券を買うか、日光Maasを購入するのをオススメします。
普通に乗るよりグッとお得になりますよ。
なんにせよ、スペーシアXは同行者がいるとより楽しめる列車なのでぜひ覚えておいてください。
まとめ
ということで今回は東武鉄道のスペーシアXについてご紹介してきました。
1編成に6種類もシートがあって、それぞれ違った魅力がありました。
日光や鬼怒川温泉に行くなら、早めに少なくとも2週間前くらいには座席を予約しておくのがオススメです。
確実に思い出になるので、スペーシアXは人生で一度は経験してみてくださいね。
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