JR四国が運行している観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に乗ってきました!
もう、最高に素晴らしい列車でした!
四国旅を忘れないものにしたいなら、四国まんなか千年ものがたりに乗るのをガチでオススメしたいくらいです。
今回はこの列車の乗車レポートに加え、いったいどんな列車なのかもご紹介したいと思います!
四国まんなか千年ものがたりとは
四国まんなか千年ものがたりは、多度津〜大歩危を3両の列車で結んでいる観光列車です!
多度津→大歩危は「そらの郷紀行」と言って、緑色の車両が先頭で走っていきます。
今回乗ったのはこの「そらの郷紀行」。
爽やかなグリーンがカッコイイですね!
ちなみに大歩危→多度津は「しあわせの郷紀行」といって、赤色の車両が先頭で走ります!
多度津を出たら、終点の大歩危まで約2時間半の旅の始まりです。
四国まんなか千年ものがたりの料金・運転日・予約方法
車窓から見える徳島の景色
四国まんなか千年ものがたりは全車グリーン車です!
なので乗車券に加えて、特急券とグリーン券が必要になります。
特急券の料金だけ、通常期・繁忙期・最繁忙期と料金が変わります!
簡単にまとめるとこうなります!
・善通寺・琴平~大歩危
乗車券1240円+特急券(通常期1200円/繁忙期1400円/最繁忙期1600円)+グリーン車1500円
・多度津~大歩危
乗車券1430円+特急券(通常期1200円/繁忙期1400円/最繁忙期1600円)+グリーン車1500円
運転日は基本的に土日祝とお盆の平日でして、繁忙期は春休みや夏休み、最繫忙期はGWやお盆が該当します!
そしてさらに必要な方は、食事料金(お弁当など)や特別オーダーサービス料金を払う形になります!
特別オーダーサービス料金というのは花束&メッセージのことで、大切な人へのサプライズを考えている人向けのサービスです!
予約方法などはJR四国のサイトをチェックしてみてください!
車両ごとにコンセプトが違う
1号車 春萌の章
四国まんなか千年ものがたりは、車両ごとにコンセプトが違うんです!
僕が乗った緑の車両1号車は「春萌の章」といって、若葉の芽吹きをイメージしたデザインなんだそう。
座ったのはおひとり様用のシートです。
カップルやご夫婦、1人で来てる人など様々でした。
シートにはすでに、旅のしおりや、お箸やフォークなどの食器類が用意されていました。
出発前なのにワクワクします…!
2号車は「夏清の章」「冬清の章」
夏の川のすがすがしさ、冬の空気の清らかさをコンセプトにした車両です。
夏っぽさもあり、冬っぽさも感じることができます!
こういうの見ると、デザインってすごいと感心しちゃいます。
ちなみに車体は、半分が夏らしい青で、もう半分が冬をイメージした白という面白いカラーリングになっています。途中の駅で見てみてください!
車内に置かれたソファーは、なんと7メートルもあります。
こちらは3名以上のグループの予約で利用することができます!
そして3号車は「秋彩の章」です。
色づく山々、熟れた果実をイメージした秋らしい落ち着いた空間になっています。
僕は3号車の雰囲気が好きですね…
座席の配置は1号車とほぼ同じで、ほとんどの方は1号車か3号車のどちらかに乗ることになるでしょう。
車内では穏やかな音楽が流れていて、大人の旅行ってら感じがひしひしと伝わってきました。
発車時刻が近づくと、アテンダントさんがベルを鳴らして教えてくれます!
多度津駅を出発し、地元の人や多度津駅の方々が手を振ってお見送りしてくださいました!
こういうおもてなしのサービスいいですよね…。
琴平駅のオシャレなラウンジ
四国まんなか千年ものがたりの旅は、途中駅でおもてなしが待っています!
多度津を出て約15分、最初のおもてなしの駅「琴平駅」に着きます。
こんぴらさんで有名ですよね!
琴平駅には、四国まんなか千年ものがたりを利用する人だけが使えるラウンジがあるんです!
ラウンジでは、車内での食事の予約をした人に限りウェルカムサービスを受けることができます。
僕は食事の予約をしてなかったので、ラウンジの外に出てみました。
列車が止まっている間、外に出るのはOKだそうです。
オシャレな琴平駅
琴平駅は改修工事によって、2017年に大正時代の駅舎に復元されました。
洋風レトロな雰囲気があっていいですよね…
一度ラウンジを出て、記念に撮ってみてはいかがでしょう?
ちなみにお食事の予約をしていなくても、旅のしおりから料理の注文ができますよ!
琴平駅出発前に、ドリンクや料理の注文を聞きに来てくださいます。
せっかくなので、季節のケーキとアイスコーヒーのセットを注文しました。
名前の通り、ケーキは季節ごとに変わるみたいです!
トッピングされていたマスカットが、びっくりするくらい美味しかったのを今でも覚えています…
トンネルが多い路線ならではの光景
四国まんなか千年ものがたりが走る土讃線は、山の中を走っていく路線です。
多度津〜大歩危間のトンネルの数は36コ、橋の146コもあります!
トンネルを走っている間は、温かみのあるライトで、夜の雰囲気を味わうことができるんです。
一言で表すなら、エモい…これに尽きる笑
お食事を楽しみながら、トンネルの中のライトアップも楽しんでみてください。
四国のガチ秘境駅「坪尻」に降りられる
琴平駅を出ると、千年ものがたりは全国でも屈指の秘境「坪尻駅」に止まります。
一部の普通列車も通過する、山の中にポツンとあるガチの秘境駅です!
駅周辺は、長い階段を登った先に道路があるだけ。
そんな場所なので、1日の利用者は0人です。
ですが千年ものがたりが到着した時は、ホームは多くのお客さんでにぎわいます!
秘境駅って行くのが大変ですが、観光列車で降りられるのは嬉しいですね!
駅にはラブラブベンチが置かれています。
ちなみに坪尻駅は17時に終電が出てしまうので、イチャイチャしすぎて終電を逃してしまわないようカップルの皆様ご注意ください。
阿波池田駅ではハッピを着て記念撮影!
3つ目のおもてなし駅は阿波池田駅です。
ここでは、千年ものがたりのハッピを着て記念撮影を撮ることができます!
阿波池田駅には、徳島の名所「祖谷のかずら橋」の模型があります。
かずら橋は終点の大歩危駅からバスで行けるので、旅行のスケジュールに入れてみてはいかがでしょう?
10分しか止まらないので、駅をウロウロしてたら出発時刻になってしまいました笑
ハッピを着ておけばよかったと、ちょっと後悔してます…。
土讃線で最も景色が美しい峡谷「大歩危・小歩危」
旅も終盤に近づき、大歩危・小歩危エリアに入ってきました。
この辺りは土讃線で最も景色が美しいと言われているところです。
鮮やかなエメラルドグリーンの吉野川と、周りの山々の地形がとてもキレイです!
列車はゆっくり走ってくれるので、焦らず写真を撮ることができますよ!
特急列車から景色を見ると、一瞬で過ぎちゃうのでありがたい…笑
千年ものがたりは終点の大歩危に到着しました!
この駅でも、地元の方やJRのスタッフさんたちのお出迎えが待っていました。
ここから、先ほどの祖谷のかずら橋へ向かう人もいるみたいです。
まさかのサプライズが待っていた
終点の大歩危駅が近づき、降りる準備をしていた時のこと。
突然アテンダントさんに声をかけられました。
なんかヤバイことしたかな…
一瞬そう思ったのですが、想像と全く違いました。
なんとバースデーカードをくださったんです。
実は乗った時にバースデイきっぷを見せていたのですが、それで今月誕生日ってことがバレたみたいです笑
ちょっとしたサプライズに驚かされました。
本当にいい思い出ができました…感謝…
四国へご旅行の際は、四国まんなか千年ものがたりにぜひ乗ってみてください!
誕生月におトクになるバースデイきっぷの利用がオススメですよ!
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