「ろくもんの指定席プランってどんな感じ?」
「どんな列車旅ができるのか気になる」
こんな方に今回の記事はオススメです!
しなの鉄道を走る観光列車「ろくもん」に乗ってきました。
ろくもんには、個室で食事が楽しめるプランや、夜景が楽しめるプランなどがあります。
今回は乗車券と指定席券のみで乗れる「指定席プラン」を使って、ろくもんに乗ってきました!
ろくもんに乗ってみたいと思っている方は、ぜひご覧ください!
長野発の「ろくもん4号」で軽井沢へ向かう
今回乗ったのは、長野駅を13時35分に出る「ろくもん4号」
ろくもんは、戦国武将「真田幸村」の甲冑をイメージした赤いボディが特徴です!
始発の長野駅では、ホラ貝を吹いて列車のドアを開けるというシャレた演出を見せてくださいました。
指定席プランを取った僕は1号車、ろくもんの中で食事ができる「食事つきプラン」を利用する方は2号車、3号車に案内されます。
ろくもん1号車
こちらがろくもんの1号車です。
ふと思ったのは、少し前に鹿児島で乗った「指宿のたまて箱」とデザインが似ていること。
というのも、「ろくもん」も「指宿のたまて箱」も、デザインを手掛けたのは「水戸岡悦司さん」という有名デザイナーさんだからです。
水戸岡デザインなんて言われていて、鉄道好きの間では有名なんです。
2人席
4人席
1号車は、2人席と4人席で分かれています。
コロナ対策として、知らない方と相席になることはないそうなのでご安心ください。
車両の真ん中には、木のボールがたくさん詰まったこども用の遊び場があります。
ただ残念ながら、現在はコロナの影響で使えません。
車内の停車駅案内
ろくもん4号が止まるのは、屋代、戸倉、上田、田中、小諸、信濃追分、中軽井沢、軽井沢です。
列車によって、止まる駅が少し違うみたいですね!
千曲川
長野駅を出発したろくもんは、犀川や千曲川を渡って次の屋代駅に向かいます。
ろくもんは鉄道としては珍しく、車内では優雅なクラシックが流れています。
ながれる景色と音楽が、旅をより良いものにしてくれますよ!
Twitterでどんな音楽が流れているかアップしたので、聞いてみてください↓
ろくもん号の車内では、優雅なクラシックが流れています
— とうげつ@鉄道×旅ブログ (@tougetu_kimama) March 22, 2021
鉄道の中で音楽が流れているのは初めての体験でした❗️
旅に彩りが加わりますよ! pic.twitter.com/VaeaRlnF9q
葛尾トンネル
戸倉駅を出ると、しなの鉄道線唯一のトンネル「葛尾トンネル」に入ります。
もちろん外は真っ暗になります。
ろくもんはトンネルの中でスピードを落として走ってくれるので、車内に灯るランプで夜のような雰囲気を味わってみてください!
ろくもんの焼肉弁当は絶対食べた方がいい
焼肉弁当(1100円)
ろくもんでは、指定席プラン限定で焼肉弁当を食べることができます。
これがめっちゃくちゃウマい。
ろくもんが走るしなの鉄道沿線の素材を使ったお弁当で、お肉の上には千曲市名物の杏が乗っています。オレンジのやつが杏です!
僕もそうなんですが、杏が苦手な人って結構いると思うんですよ。
ただ、この焼肉弁当にある杏は全然食べられます。
ほどよく甘く、お肉の塩っけとの相性がバツグン。
杏がウマいって思ったのは、これが初です。
焼肉弁当は乗車3日前までに、しなの鉄道に電話すると予約ができます。
指定席プランを利用するなら、食べておくべきグルメです!
ろくもんグッズやおみやげ
そんな指定席プランの方が乗る1号車には、ろくもん限定のグッズやコーヒーが変える売店があります。
もちろん2号車3号車の方も買えます!
コーヒー(350円)
コーヒーを買い、食後に景色を見ながら飲むのは最高の時間です…!
ろくもんのコーヒーは少し酸味があって、ブラックで飲むのが個人的にはいいかなと思いました。
ろくもんから手を振ろう
ろくもんでは、駅や沿線から手をふってくださる方がたくさんいます。
こちらもそれに応えて手をふりましょう!
途中の上田には、しなの鉄道の本社があります。
駅を出ると本社の前を通るのですが、大勢の社員の方々が手をふって見送ってくださいました!
この日は30人くらいの方がいて、この時は社長さんもいらっしゃったそうです。
まさか社員の方々から、こんなサプライズをされるとは思ってもいませんでした笑
懐かしさあふれる小諸駅
小諸駅
ろくもん4号は、小諸駅で20分ほど停車します。
駅の外に出ることもできるので、せっかくなら改札を出てプラプラするのもアリです。
停車場ガーデン
駅前には停車場ガーデンという広場があります。
そこをお散歩するのもいいでしょう。
停車場ガーデンからは、長野方面へ走って行く普通列車が見られました!
駅の改札はどこか懐かしい感じ…
小諸駅では、昭和の名曲「上を向いて歩こう」が流れています。
この曲の作詞をした永六輔さんが、戦時中小諸に疎開していた時の思い出から、曲の歌詞を思いついたのだそう。
駅の雰囲気もあいまって、とても懐かしい気持ちになれました。
ちなみに小諸駅では、甲冑を着た真田幸村に会えますよ!
ビュースポットからの浅間山は絶景
浅間山
御代田駅を過ぎたあたりから、浅間山を一望することができます。
浅間山は日本百名山の一つで、標高は2568メートルもあるんです。
しなの鉄道には浅間山がよく見えるビュースポットがあり、ビュースポットを通過する時はゆっくりと走ってくれます。
上の写真がビュースポットから撮ったものです!
アナウンスがあるまで浅間山だと気がつかなかったのですが、キレイな山があるなと思って見入っていました。
やっぱり有名な山って、名前がわからなくても魅力があるんですね…笑
かつて峠越えの入り口だった軽井沢
軽井沢駅
終点の軽井沢に到着しました!
ここ軽井沢は、かつて碓氷峠を越えて群馬県の横川駅まで線路でつながっていた歴史ある駅です。
碓氷峠は急坂で、電気機関車が電車を引っぱって峠を越えていました。
その時に活躍していた機関車が、今も軽井沢駅に展示されています。
ろくもんと機関車
ろくもんを降りたら、改札を出る前に見に行ってみてはいかがでしょうか?
リーズナブルに鉄道旅をしたいならオススメ
ろくもんの指定席プランは、乗車券+指定席で2690円というおトクな価格で乗ることができます。
焼肉弁当は1100円ですが、それでも5000円もかからず鉄道旅を楽しめますよ!
ろくもんが走る長野県は、東京や名古屋からも行きやすいので、お手軽に旅をしたい方はぜひ一度ろくもんに乗ってみてください。
コメント