中央線といえば、東京〜高尾を走るオレンジの電車でおなじみですね。
始発の東京駅から、高尾行き、立川行き、青梅行きなど見慣れたさまざまな行き先の電車が発車していきます。ですがそんな中央線には、とにかくぶっ飛んだ行き先があるのをご存知でしょうか?
その行き先は河口湖。
そう…あの山梨の河口湖です。
なんと普通列車で、しかも乗り換えなしで行くことができるんです。
今回はこの最強のオレンジ電車「東京発河口湖行き普通列車」の乗車レポートをお届けしたいと思います!
高尾までは普通の帰宅路線
今日は日曜日です。時刻は18時に迫る頃で、休日のおでかけから帰宅する人たちで東京駅はにぎわっていました。
青梅、高尾など見慣れた行き先の中に、ひとつだけ「富士山・河口湖」の文字。こんな時間から、富士山の麓や河口湖まで行くことができるんです。信じられん。
河口湖行きがくるアナウンスが流れ、電車がホームに入ってきました。
ほんとに河口湖行がきました。
これから3時間かけて山梨の河口湖まで走ることになります。すごいな…。
東京を出た時点ではそんなに混んでおらず、車内も空席が目立っていました。
しかし御茶ノ水・四ツ谷・新宿と停まり、お客さんがゾロゾロと乗ってきました。
新宿を過ぎれば、休日とはいえ車内はかなりの混雑。
新宿から立川までは、いつもの中央線の混みっぷりって感じでした。
そういえば、河口湖ってどこやねんって思った方もいるでしょう。説明します!
かなりザックリしたマップ
はい、ここです。
中央線のよくある行き先である、高尾はちょうど真ん中あたり。
東京から河口湖までは3時間かけて走っていくので、いかに遠いかがわかると思います!
八王子すぎたらガラガラ
河口湖行きとはいえ、河口湖まで乗って行く人はまずいないでしょう。
国分寺や立川や八王子でほとんどの人が降りていきました。
僕がいる車両には10人くらい。これ以上混むことはもう無いでしょう。
高尾駅に到着!
このまますぐに出発かと思いきや、なんとここで15分ほど停まるそうです…笑
少し高尾駅を散策してみました。
河口湖行きの停まる1・2番線ホームには、大きな天狗の石像が置かれています!
高尾山には天狗が住んでいるという言い伝えがあるからだそうです。
ここまでかなり割愛してきましたが、別記事では東京〜高尾を走る中央特快の乗車レポートをアップしていますので、ぜひそちらをチェックしてみてください!
大月で10両から4両にカットされる
出発時刻が迫ってきました
それでは改めて、河口湖行きに乗り込みます!
東京駅を出てから1時間経ちますが、まだこの電車に2時間以上揺られることになります。
ガラガラやんけ
やっぱりね…という感じです。お客さんはほとんど乗ってません。ちなみに僕が座っている車両は僕含めて5人だけ。
ちなみにお客さんの内訳は、物好きの乗り鉄(僕)、スーツを着たビジネスマン、ゴスロリを着た女性、腕にタトゥーが入ったコワモテのおじさん、そして高校生くらいの普通の女の子です。
なんかちょっとしたドラマが生まれそうなキャスティングですね。
窓の外は真っ暗で、そんなことを考えるくらいしかすることありません。
こわ…
高尾を過ぎればガッツリ山奥なので、途中駅のホームも灯りがポツポツとついているだけ。
なんかこう…降りたら帰って来れない感がすんごいです。
高尾から大月まではおよそ40分。真夜中に少しずつ都心を離れていくので、正直ソワソワしてました笑
気温−2℃ 寒すぎる…
そんなこんなで大月に到着!
ここで中央線から富士急行線に入っていきます。
大月でも11分停まるそうで、その間に10両編成の電車の切り離しが行われました。
大月からは4両で走り、もう片方の6両は高尾行きの電車になるそうです。
6両といえば、青い車両のアイツがこの辺を牛耳っていますが、オレンジの車両も高尾行きとして走るんですね。初めて知りました。
アイツ
4両で富士急行線をトコトコ走る
いよいよ旅も終盤
富士急行線に乗る人は結構いました。正直1〜2人くらいしか乗って来ないと思っていたら、なかなかの乗車率。
同じ車両に30人くらいは乗ってましたね。
しかし都留市や都留文科大学前で降りていく人がほとんどで、この2つを過ぎたら再びガラガラの車内になりました。
バタバタと足音が聞こえる
ホームに着くたびに誰かが走っていく足音が聞こえました。
音のする方を見ると、走っていたのは車掌さん。
夜の駅には駅員がおらず、乗車券の回収をするために走り回っていたみたいです。お疲れ様です…。
数少ない乗客も1人また1人と降りていき、ついに車内は僕だけになりました。「千と千尋の神隠し」の海の上を走る電車のシーンを思い出しました。
まもなく富士山です。というアナウンスが流れ、いよいよ富士山の最寄りにやってきました。
真っ暗で富士山見えないんだけどね…笑
真っ暗☆
富士山駅でも3分ほどの停車。
明るい時間は登山客で賑わっていますが、さすがにこんな時間にはいませんね。
おそらく地元の方がちらほらいたくらいです。
夜の河口湖で降りる人なんているのか?
マジの貸切
富士山から河口湖までは、本当の貸切でした。4両編成の電車に乗っていたのは僕だけ。
なんかちょっと怖さもあるし、ワクワクさも感じる不思議な感覚でした。
ついに河口湖に到着!
3時間かけて来ましたが、夜で景色は見えなかったのでそれ以上に時間が長く感じました笑
駅前もガラガラで、もう営業終了してますよ感がすごい。
やけに空気も澄んでいて、なんか異世界に飛んできた感じです。
河口湖からの折り返しは調べておこう
河口湖行きに乗る際は、帰りの電車も調べておきましょう!
ダイヤの関係で、僕は河口湖に6分しかいられませんでした笑
河口湖周辺にはホテルもあるので、そこに泊まって翌日帰るのもいいかもしれませんね。
ということで、東京発河口湖行きの乗車レポートをお届けしてきました!
乗り鉄の方、そして物好きな方はぜひ乗ってみてください!
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